宮城刑務所無期囚より Vol.3 受刑者への物販業者変更・「ティーガイア」になったけどどうなの?

2025年4月より、受刑者への日用品物販業者が「ティーガイア」に変更された。
同社は元東証プライム上場で住友商事系の携帯販売代理店最大手だ。令和7年度の法務省の公募には、ユニクロのファーストリテイリングも参戦するも、ティーガイアが通ったようだ。  
これまで、3期15年間に渡り、「エームサービス」が担ってきたが、撤退した理由は、法務省が矯正協会売店従業員の雇用を求め、受刑者数が半減した事で、人件費負担が重く赤字に陥ったという理由だそう。
同時に集会の菓子・飲料事業者も変更され、かつて私が指摘した通り、日用品物販と一緒に担っていた事が裏付けられた。  

日用品の主要な品目の価格は…  
トランクス(白又らくだ色)¥1,300~¥1,980・半袖丸首シャツ ¥1,032~¥2,200・Vネックシャツ ¥990・防寒振袖キルト ¥3,610~¥5,775・防寒長ズボンキルト ¥2,599~¥4,331

写真立て ¥1,320・造花(6本・白)¥739・花瓶 ¥2,509・タオル(白)¥730・(黄)¥620(青・ピンク)¥500・ナイロンタオル ¥599・バスタオル ¥1,738・ハンカチ ¥784・牛乳石けん(3個)¥290・ミノン石けん ¥824・洗顔フォーム ¥522・シャンプー(メリット)¥392・(アグリーシャンプー・450ml)¥825・(薬用オクトセラピエ・230ml) ¥1570・(薬用サクセス・400ml)¥935・(ミノン全身シャンプー・120ml) ¥877・(リーフ&ボタニクスリンス・50ml) ¥500・(クールオレンジヘアリンス・200ml)¥1,100

電動カミソリ(スピンネット)¥2,328・(スーパーレーザー)¥3,020・アルカリ単三(アマゾン・8本)¥721・歯ブラシ(生葉)¥330・デントウェル ¥418、(ビトイーン)¥185・歯間ブラシ(32本)¥687・歯磨き粉(ピュオーラ)¥497・(クリアクリーン)¥456・(ブレスラボ)¥766
靴(ウィンブルドン・ヒモ)¥5,015・(スリッポン)¥3,850・(ウィンブルドン・マジックテープ)¥6,490

ティッシュ3個入(100組1個)¥380・水溶性ティッシュ(160組)¥149・ニベア ¥311 ニベアクリーム ¥272・ウテナクリーム ¥605・日焼け止めクリーム ¥980、リップクリーム ¥390・制汗剤(Ban)¥758(デオドラント)¥1043・ボディシート(40枚入)¥395・カイロ(30個入)¥1037・化粧水(ウテナ・アロエス)¥990・(無印良品・400ml)¥1,241・乳液(無印良品・400ml)¥1,271

サンダル ¥3,800・座布団 ¥2,980・日記帳(24枚)¥495・便箋(縦書き、70枚)¥254・(横書き、50枚)¥346・エアメール便せん(40枚)¥621・封筒長4(100本入)¥682・定規(15cm)¥596(30cm)¥979・アイマスク ¥1,100・軍手(12枚入り)¥640・3色ボールペン ¥440 等々。  

これらは、ごく一部だが、エーム社と比べ、同様な物で安くなったのは、ニベアクリーム(¥58安)、Ban(¥94安)、便せん縦20枚増で(¥64安)、封筒長4(1枚あたり¥3.18安)、物は変更したが、座布団(¥452安)、日記帳96枚減って(¥1,870安)位。  

一方、極端に高くなったのは、タオル(¥104→¥334高)、ハンカチ(¥584高)、防寒良袖キルト(¥860→¥1,375高)等、(サンダル¥1,160高)、花瓶(¥1,057高)、写真立て(¥594高)、箸(¥324→¥518高)、定規30cm(¥687高)、エアメール便せん(¥313高)、汗止め粉末(¥194高)などである。  

最近の物価高を受けて、一般品の価格がわからないが、ハンカチ(タオル地)¥784が社会の人達から見てどう思われるだろうか?
ティーガイアは4月から参入も、施設側との調整が1ヶ月後以上も遅れ、しかも50品目以上が欠品中で避けて注文し、2回目を4月27日に注文して、4月30日に1回目の分が到着も、追加で50品目以上が追加で欠品となり、1回目の分からキャンセルばかりで物は来ず、作業報奨金もそのまま使えず終まい。
100品以上が欠品で、2回目の注文変更もできず、いつ、何が届くかは到着してみないと判からないと言う。
しかも欠品は、便せん、歯ブラシ、タオル、ちり紙、ボールペン、ボクサーパンツとかもろ殆んどで、逆に何が買えるの?って位ヒドイ。  

ティーガイアは、アマゾンに注文しているようで、受刑者約34000人が毎月注文するんだから、アマゾンにそれだけの在庫が無いのは想定できる筈。
社会なら品切れでも、他店に行くとか、100円均一も選べるが受刑者は、指定業者から提示された物を言い値でしか買えない。
そして、刑務所内にあるあるの必ず「ウテナ」(クリームや化粧水)が入るが、法務省が指定しなければ毎回入る筈もないだろう。
受刑者は、私物棚1ヶ所とスーツケース程度の保管バッグに全ての私物を保管する保管容量が決められている。
だが、軍手(12双)、カイロ(30個)、封筒(100枚)、画用紙(100枚)など、まとめ買い品が多く、軍手は冬に居室内防寒用で、1年に1双だと12年以上使わせる気か?! 
法務省も公募にしてるけど、入札にしないのは何故か? だったら、ダイソーとか100円均一の業者と随意契約にしたらいいのでは?
受刑者の作業報奨金はこの数十年殆んど上がっていない。最初は10等工7円70銭(時間)、1等工でも56円でしかない。
しかも受刑者は週3回の入浴があり、工場ごとに入るので、早い日は午後は作業がない日もある。
だから、月に20日でも140時間が上限位で、10等工で月収1000円、1等工7割増(5年を要す)で月収14000円位。
領置金が1万円以下の者は、月の支給額の3分の1が使え、10等工なら約333円切手110円3枚で終了だ。
日用品も本もこれで買うので、勉強の本を買おうにも、日用品が高いので買いたくても買えない。
今や全国の最低賃金が1000円超の令和の時代に、時給7円70銭〜56円で作業を強いる。
果して、この少なすぎる賃金を更生資金として、国は本気で再犯を減らそうと思っているのだろうか?  

 

2026/5/12

 

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