ボランティア
スタッフぼしゅう

ほんにかえるプロジェクトでは
バソコン入力・文通の
ボランティアスタッフを募集しています

このところ入会希望者が多く、受刑者会員は増える一方です。
事務局にもたくさんご寄付の本が集まり、整理が間に合いません。

現在、人手不足の解消が一番の課題となっております。
有り難いことに、ボランティアへのご興味を持たれた方からのご参加やお問合せは多くなってまいりました。
このページでは今まで以上に詳しく、ボランティア作業の内容をご紹介したいと思います。
ご自身の空いたお時間で、無理のない範囲でお願いしています。ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

ボランティアのお仕事内容ごしょうかいします

ほんにかえるプロジェクトでは、文通を通して、受刑者からの「読みたい」「知りたい」「話したい」をサポートしています。

受刑者は情報に乏しい閉ざされた世界で、知りたい欲求に溢れています。コロナ禍の刑務所では、たびたび工場閉鎖となり、自分の部屋で過ごす時間が増え、読書の需要が高まっています。

読みたい・・本の無償提供・本の購入
知りたい・・書籍最安値検索・インターネット検索
話したい・・施設内の出来事・人間関係の難しさ・趣味etc.

このようなサポートをしていることから、1人の受刑者に対して作業量はとても多く、受刑者会員の数に対してボランティア作業する人が足りておりません。
依頼が来てから1~2ヶ月後に返信できるよう心がけていますが、検索等の作業を在宅でお手伝いいただけると大変助かります。

在宅でボランティアをして頂く際の作業内容
(遠方の方でも構いません)

ご自分のペースで、お手すきのときに作業していただければ大丈夫です。

※ ボランティア作業への参加いただく条件といたしまして、下記3点をお願いいたします
・ご自宅にPCをお持ちの方
・エクセルやワード等を扱える方・もしくはNumbers・Pagesでも構いません
・Amazonを利用し購入操作方法を理解している方



■ 募集している作業内容は以下になります

A 書籍の価格検索・インターネット検索(または本の購入)と文通
※ 受刑者の手紙には検索及び購入依頼が必ず含まれています
B 書籍の価格検索、インターネット検索のみ
C 受刑者からの投稿、文字起こし

Aの書籍の価格検索・インターネット検索(または本の購入)と文通に関して
1人の受刑者に対して作業量が多いことから、まず検索を体験していただき、作業に慣れましたら、担当する受刑者との文通をお願いしています。

B の書籍の価格検索・インターネット検索のみに関して
文通はせず、ご自分のペースで検索作業のお手伝いを希望される方。

C 受刑者からの投稿、文字起こしに関して
受刑者からの投稿を公開している「
プリズンライターズ」等への、文字起こし作業をお願いしています。
投稿は画像データで確認してもらい、自宅で文字起こし作業が出来ます。


書籍の価格検索:Amazonで検索し、最安値等の検索内容の結果をエクセルに入力出来る方 。

インターネット検索:依頼のあったものをインターネットで検索し、情報の画面をスクリーンショットで撮影し、それらの画像やテキスト情報を
ワードやパワーポイント等(もしくはPagesやKeynote)にはめ込む作業の出来る方。

※ 受刑者会員には、インターネット検索の依頼に関してモノクロプリント1枚50円、カラープリント1枚100円でご提供しているので、なるべく1枚の中に多くの必要な情報が入るよう配置の工夫も必要となります。

※ 受刑者からのインターネット検索依頼の例 :
・ 使用済み切手をワクチンに替える取り組みをしてるとニュースで知りました。どのような方法があるのか教えてください。
・ 自分でジャケットを作りたいのですが、仕立てる為の通信教育・専門書があれば調べてください。
・ 女性タレント写真集の1位〜100位をプリントしてください。
・ 英和辞典・和英辞典で、英語のスペルにカタカナで振り仮名がついている初心者向けのものを探してください。

※ 検索内容に関しては下記「作業内容例」や「受刑者との文通」ページ「インターネット検索依頼」の箇所を参考にご覧ください。

本の購入 : Amazonで受刑者から依頼された本を最安値価格で購入し受刑者に送ります。
ほんにかえるプロジェクトのアカウントで購入・送付する為、ボランティア個人のお名前が表記されることはございません。
また購入費用の立替えはございません。

ボランティアスタッフの名前・自宅住所は公開しません。
プライバシー保護に最新の注意をはらっています。

作業内容例

  • ■ 書籍の価格検索
    受刑者からの書籍の価格検索は1人月に20冊までを受付けています。主にAmazonで中古本の最安値を検索するので、Amazonの利用経験があると有り難いです。(画面はAmazonでの中古本価格表示より)

  • ■ 書籍の価格検索リスト
    Amazonで最安値価格を検索した結果内容、本のタイトル・価格・出版社・送料・合計をエクセルに入力し、リストを作成します。

  • ■ インターネット検索
    受刑者からの検索依頼をインターネットで検索し、検索結果の情報を受刑者に分かりやすく、画像やテキストをワードやパワーポイントを使ってまとめます。なるべく1枚に多くの情報を入れるよう工夫が必要になります。(画面は特定のメガネブランドの検索依頼)

ボランティアスタッフによる検索日記

文通の内容
ごしょうかいします

受刑者からの手紙とほんにかえるプロジェクトからの
手紙の中身をご紹介します

ほんにかえるプロジェクトでは、受刑者からの「読みたい」「知りたい」「話したい」をサポートすることから、受刑者へ返送する手紙には、検索依頼の結果や購入本の詳細、作成した明細等さまざまなプリントを同封してお送りします。
受刑者からどのような内容の手紙が届いて、ほんにかえるプロジェクトからどのような手紙の返送をしているかご紹介いたします。

受刑者▶︎ほんにかえるプロジェクトへ手紙の中身

ほんにかえるプロジェクト▶︎受刑者へ手紙の中身

ほんにかえるプロジェクトのボランティア達の方々に参加したきっかけや、活動内容をお聞きしまた・・

「ほんにかえるプロジェクト」の活動は現在、在宅スタッフを含め約40名のスタッフが活動に参加し、全国30か所の刑務所、約300名の受刑者の更生を
サポートしています。
文通や検索作業だけではなく、受刑者に手作りのバースデーカードを作成し送る方、プリズンライターズへの受刑者からの投稿を文字起こしする方、受刑
者からの預かり金をデーターベースで管理する方、毎月の事務局への作業に通い続けてくれる方等・・
私たちの活動は沢山のボランティアスタッフのサポートにより成り立っています。
ここでご紹介するボランティアの方達はその一部の方達です。活動へ参加したきっかけと、どのような活動をされているかお聞きしました。

  • A.Tさん/「怒羅権と私」を読んだことがきっかけです。汪さんが弁護士の先生との対話を通して心を開き、罪を直視することを決めたくだりはただただ凄い、と感じました。こういう人と人とのつながりが存在するなんて。読後に本を送ろうとしましたが、出版に伴い届く本も増えるのをどう対応しているのか疑問に思い、実際に足を運ぶことにしました。

    ①依頼本を本棚から探す:リストを読む人と探す人で分担 ②郵送準備:封筒の宛名シール貼り、本を入れ封とじ、封筒の各種スタンプ押し ③ご寄付いただいた本の整理:おおまかに文庫本は1階、他は2階 ④蔵書:本のバーコードを読みとる→情報がエクセルに反映される→本の一覧表にエクセル上で番号を割り振る→一覧表と照合しながら本に番号札を挟む→蔵書バーコードリーダーを操作する人と、一冊読み取る毎に無心でPCのエンターキーを押す人(知的な作業と呼ばれる)で分担 ⑤他:隙間時間で足の踏み場を作るべく断捨離 ⑥今後の課題:2階の本をどうするか問題→事務局長の緻密な計画があるかもしれないので様子見

  • 張百合さん/カンボジアでボランティア活動をしていた時、貧困から犯罪に走ってしまう人たちと出会いました。あんなにいい人がなぜ…と単純にショックでした。母は「貧すれば鈍する」父は「罪を憎んで人を憎まず」と私を諭しました。正反対に聞こえますが、犯罪者も自分と同じ地平に立つ人間だ、という同じ思いからきています。そうであれば懲罰は必ずや更生に繋がるものであって欲しい。その後は様々な本を読み漁り、更生は茨の道だと改めて理解しました。では何か自分にもできることはないかと探し、ほんにかえるPJのHPに行きついた次第です。

    主に中国人受刑者との文通をしています。手紙では時に頼られたり、時に励まされたり、と繋がりを感じます。また返事を書く時間は自分自身の人生を振り返る時間にもなっており、むしろ私のほうが良い機会を与えられています。その他には時々ですが受刑者のネット検索依頼、無償本のリスト作成などを微力ながお手伝いしています。全ての作業は在宅で空いた時間にやっております。今後は手引書の中国語訳などもできればなと思っています。

  • J.Hさん/学生時代にお世話になったシスター(設立当初の副代表)と再会した時に、「本を送る」ことで受刑者を支援する活動があることを知りました。塀の中にいたって、本を読めば想像の翼はどんどん広がって、心はどこへでも飛んでいけるはず! すぐにお手伝いすることを決めました。

    お手伝いを始めた当初は、汪さんの講演会やほんにかえるプロジェクト主催のイベントの受付や会場設営をしていました。入会の申し込みがあった受刑者に、申込書と一緒に手紙を書いたり、クリスマスカードも書いていました。今は外部会員に向けて、会報『かえるのうた』の封入から発送までを担当。汪さんが日々思うことや受刑者の皆さんの声を支援してくださっている会員にお届けしています。

  • K.Yさん/汪さんの講演を聴いて興味を持ちました。最初は刑務所の人との文通なんてとても無理と腰が引けていましたが、とりあえず本の検索や購入ならできるかな?と、参加してみました。ところが2019年春、事務局を訪ねてみると、汪さんの生活が破綻していました。事務局ボランティアがいなくなり、一人で頑張っていたけど、お金も食糧も底をついて痩せ細っていました。もう手紙の返信もできない様子。そこでまたとりあえず、手紙の返信も引き受けました。以降今日に至ります。

    受刑者からの手紙に書かれている依頼(本の購入や検索)に応えて返事を書きます。手紙だけのやり取りなので、相手の希望が十分に把握できないことも多く、状況や願いを想像しつつ対応する作業は歯がゆい一方、楽しいです。最初は事務的な手紙ですが、次第に話題が広がり、これまで知らなかった世界の方達との出会いを楽しんでいます。

  • サユリ/汪楠さんの記事をGoogleで見かけたのがきっかけで、詳しくは私のブログ「汪楠さんとHPを作ってみて」に書いてあります。

    HPの開設から・・プリズンライターズ投稿の公開、noteやインスタの更新をしたり、かえるのパンフやプリズンライターズの冊子を気分とやる気に任して作成してます。
    & 現在10人の受刑者と文通もしてます。文通って面倒だったりムカつく事もあるけれど、喜んでもらえること沢山で楽しいです♡全然興味無かった受刑者支援ですが、HPを作ったことにより活動の輪も広がったり、反響もあったり・・プリズンライターズの開設では受刑者の方も喜んでくださったりと、今はやって良かったのかなーと思えます。ほんにかえるPJの活動に携わって、汪楠さん・庄子さん、受刑者の方々から学ぶこと沢山で感謝しています。

事務局ボランティア 
( 東京都江戸川区春江町の事務局へ通える方 )

江戸川区にある事務局へは、全国からご寄付でお送りいただいた本が沢山届いています。
ご寄付いただいた本はリスト化して受刑者会員に配布し、本人が希望する本を無料で送っています。
月に1回事務局に集まり、ボランティアスタッフが作業をしています。
お手伝いご希望の方はご連絡頂ければ、次回の集まる日程をお伝えします。
ご予定合えばご参加お願いいたします。

作業内容
・送付された本の分類・整理 ・リスト作成 ・本の送付作業

応募とお問合せに関して
在宅ボランティアスタッフ・事務局ボランティアへのご応募、お問合せに関しては下記フォームよりご連絡ください。折り返しこちらから、ご連絡させていただきます。