刑務所からのポエトリー・7月
空に光を求めて
「ダメなの?」今すぐ答えが出せなくて どちら側にも
つけなくて 誰もが 血を流さない 世界求めたら…
目の前の 誰かを責めても得られるのは ほんの少しの慰め
胸に溜まったとまどい を吐き出し
零れそうになった 哀しみを呑み込む
荒れ狂う 吹雪の中 ひらりと揺れる黒いコート
胸の奥に空いた 真黒な穴 溺れるように宙を掻く 指の先で
立ちつくした 君がどんどん 小さくなって
それも これも 含めて ボクの人生「ダメなの?」
今すぐ 答えが 出せなくて どちら側にもつけなくて
閉じかけたドアに未練がましく視線 送り続け
生返事 上の空ばかり 形だけの相談 腹はもう決まっている
ボクの欲しいものは どこにも陳列されていない
口を歪めて 困った顔を作ったところで
君はいつもお見通し なんだよね
欲張りと云われようと 思われようと 変わらない ボクの(人生)答え
「ダメなのかな?」誰も彼もが 何かのために戦って
それぞれの 正義を盾に 決して触れ得ぬ 蜃気楼 ほしがったりして
全ての命を救えなくても 見捨てたくないだけ
出来の悪い子だよ ボクは それでも なんとか探しちゃう
皆が また笑い合える 抜け道
どれだけ 遠く 見つめる先に やってきたとしても
ボクら 胸を掻きむしる 未来 変わらないかもね でも 探しちゃう 君と 遠い日の想い出
語り合い 笑い合える 抜け道
風の声
北風 吹いたら ちょっとしたボタンの 掛け違いも 気にしなくなって
アナタがずっと傍にいてくれるから ダメなまま の自分でいたい
頼りないままの 私でいたい
ふるえる子 ポケットに隠して 上手に 歩けないまま アテもなく 探し続けた 空白の明日
買い物かごに 入れた 話のネタ 値段 見ずに買うのが 僕の流儀
他人(誰か)に 云われたから なんかじゃない
いつまでも 観客席で 傍観者(空気)のフリ してるのに いい加減
いい加減 誰かが 電車に乗り遅れた
誰かが 熱をだした 私にも アナタにも 関係ない 何事も なかったように 今日は…
北風吹いたら 遠目からしか 見れなかった アナタ
少しは 近くに 感じられるように なれたかな
僕の心に メスを入れてみて 卑怯で 邪(よこしま)な 思いが 心の片隅(かたすみ)
潜(ひそ)んでいるの だとして 一寸先に この蕾(つぼみ) もう少し 咲かないよに…咲かないよに…
買い物かごに入れ忘れた じゃがいも
晩ご飯のメニュー変更の 言い訳考え始めている 必ず笑ってくれる アナタの顔 浮かぶ
そんな日常に メス入れてまで 欲しいモノって 何なのさぁ 北風吹くまで 待ってなかったの?
ショーウインドウに並ぶ 売り物じゃない モノばかりに 目 奪われて ダメ元でも よかったんじゃない
ダメ元から始まる 今日も きっと捨てたもんじゃないさぁ
AM 810 (ハート)
ハート(片方)の愛情しか 知らずに ここまできた
初めて 目にした ♡(ハート) 不思議
不思議 「何があったの?そんな顔して」
君に訊かれて フワッと 雲をつかむように
行き場のない 感情 どこへやろう
赤い糸なんか 探しちゃ なかった 最初から 持ってたの
赤い糸なんか 求めちゃなかった 最初から 持ってたの
始まったばかりに 限って
「願わくば この物語 いつまでも 続いてほしい」
君を見送った後の 路地裏 1人でつぶやいた
ハート(片方)を写す 鏡に もうハート(片方)つながった
未来 見えるのは もう少し先かな
私の 立場なんて 君の力になれるなら なんでも 構わない
夏に落ちてく 線香花火(火だま) 今年も 見れるなら
肌の色も 髪の色も 全然違うのに
ちょっとだけ 似ている あの人に どこか…
ハート(片方) 足りないな 今より もっと 遠い
未来(場所)に 行くのに 君への 周波数は そろそろ 合う頃時には 必要だね?
ハート(片方)とハート(片方) をつなぐ 法則を 無視した 問題提議
ベストタイミングは いつも 変顔の 後にやってくる
「ごめん」が 卑怯な 言い訳(合い言葉)にならないように
喧嘩の後は 「ありがとう」から 始めよう
本当に 書いてくれた メッセージ 湧き上がる
喜び(笑顔) 隠すのが こんなに 幸せな モンだなんて
君とは 歩んできた道 違うけど 向かう先は 喧嘩しながらでも
同じ道を 歩んでいきたい
街人Aには なんでもなかった 1日
君と僕には 話せば 長くなる1日 になるよ


「ダメなの?」今すぐ答えが出せなくて どちら側にも つけなくて 誰もが 血を流さない 世界求めたら… 目の前の 誰かを責めても得られるのは ほんの少しの慰め 胸に溜まったとまどい を吐き出し 零れそう・・