重犯罪多し‼️熊本刑務所 Vol.2「 お菓子」

今回は第2回目 “お菓子” についてお話をします。 

 先ずは“お菓子”については「優遇」措置の1つとして月に1~2回、自分のお金で買える(刑務所側で選定した物の中から飲料(コーヒーやジュース・コーラなど)も含め500円以内で自分で選ぶ)ものと、「祝日」限定で公費によって全Prisonerへ給与されるものの2種類があります。その内、今回は“公費”によって給与されるものの方についてお話しようと思いま~す! 

 この祝日に給与をされるお菓子については“祝日菜”と言って、この祝日菜は国がその年ごとに全国一律に定め、通常の食費とは別に予算が出ています。 因みに今年は1食当たり60円です。私がここに来た頃の予算までは判りませんが…今よりは“量・質”ともにと~っても良かった! 

 少しだけ例をあげると「チョコパイ」系のケーキ?の様なものが大きな箱で1つずつ出たり、「柏もち」や「ドーナッツ」なども5~6個入りのものが1パックずつ出ていました。 
それが約20年くらい前から段々と回数が減り、15年くらい前から数(量)が減り、10年前から姿を見なくなりました。 
それだけではなく、この数年間は“えっ!これだけ”といったものが段々と増え…第1回でも話しましたドグサレ職員が戻って来てからは、本当にヒドイありさまです。 

 今までここではお正月の祝日菜は法律の最低回数(法律ではお正月分は1・2・3日の3回)の倍で、休みに入った12/29日から1〜3日まで毎日少なくとも1品の6品は出ていたのですが、昨年は12/31・1/1・1/2・1/3の4日で4品と減少し、質・量ともに最悪な状況になりました。(最後に令和4年分を支給日と商品で示します) 

 私が調査したところですと、今までは“毎日”の食費を少~しずつ削り、祝日菜に上乗せして給与したりと現場の職員さん達が“工夫”をし、長期刑務所ならではの私達Prisonerの「楽しみ」を守ってくれていたところ、例のドグサレが法律的な理屈で強行的に変更をさせたようです。 

 また、今から約15年くらい前までは“法務省”へ予算が足りなくなった際は申請し、支給を受けられていたのですが、その後は追加的な支給は何があっても一切受けられず、全てを予算内でやりくりしなくてはならなくなってしまった様です(コロナが発生しても1円も増えず炊事が止まって弁当になったらその後は最悪です)。 

 多分、この先もヒドくなる一方なのでしょう… 

  

では、令和4年度分を示しますねぇ! 

4/29・特濃ミルク窯焼きクッキー フルタ製菓 12枚入 

5/3・チョコチップ窯焼きクッキー フルタ製菓 12枚入 

5/4・元祖たこ焼き亭まろやかソース味 ジャパンフリトレー 58g 

5/5・オートミール窯焼きクッキー フルタ製菓 12枚入 

7/8・プチしっとりチョコ ブルボン 
(初めて“プチ”シリーズが出始め、ここから悪くなり始めました!) 

8/11・プチ黒ココアビスケット ブルボン 

9/19・白かりんとう 夏目製菓 68g 

9/23・プチチョコラングドシャ ブルボン 

10/10・ココナッツサブレ 日清シスコ 16枚入 

11/3・プチフランスバター ブルボン 

11/11・運動会チョコサンドクッキー フルタ製菓 9枚入 

       ミラクルボディーV 日本サンガリア 500ml 

11/23・コアラのマーチ ロッテ 48g 

12/31・炭焼珈琲キャンディ 大江製菓 80g 

1/1・ミニ黒棒 クロボー製菓 130g 

1/2・チートスチーズ味 ジャパンフリトレー 75g 

1/3・特濃ミルク窯焼きクッキー フルタ製菓 11枚入 

1/9・プチポテトのりしお味 ブルボン 

2/11・やみつきもろこし香ばししょうゆ味 カルビー 26g 
(ここより幼児のおやつの極小サイズ袋菓子登場) 

2/23・チョコフレーク 日清シスコ 70g 

3/21・プチ紅茶のビスケット ブルボン 

なお、今年は上記極小サイズのものがすでに3回も出されています。 
私達Prisonerの「楽しみ」はどんどん無くなってきてます。 
特に私達“無期”は、こうした些細なものがひとつの生きる支えになっているのに… 

では、今回はここまで!! 
次回も“食”(食材)えっ!こんなものをこの料理に!を語る予定ですので、楽しみにしていてねぇ~!ではバイバイ~! 

2023.9.27  

 

A141さんの投稿

 

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