所内のコロナ事情 ・4

 

7月25日から始まった待機生活の経緯を説明します。 

第一週:7月25日(月)出房直前で説明の無いまま、出房見合わせとなる。
待機中の流れは、朝食後、舎房内で30分間運動実施、申し出、発信願、回収等。
9時~DVD視聴、KYTシート作成、10時以降余暇時間となり、点検までTV視聴が可となる。
新聞の回覧、実施、今週の入浴は予定通りに全て行われた。 

29日夕方のラジオで「大分刑務所でクラスター発生」と流れる。
翌30日朝、放送で「回覧新聞の中止と出業を当面の間、見合わせる」と告知、TV視聴が17時開始となる。 

第二週:平日は待機動作の流れ。舎房内で石けん使用による清拭。
15分が2日あり、浴場で浴槽使用不可の4分間シャワーが1日行われる。 

第三週:舎房内の清拭30分が1日、お盆の連休突入する前にシャワーのみの10分間シャワーが行われる。
9日に不織布マスク1枚配布。 

第四週:14日、18日とシャワーのみの10分間シャワー実施。
お盆中に配布されたお菓子が、もろこし輪太郎(17g)、しみチョココーン(1本)、キャベツ太郎(14g)と、駄菓子が出る。
盆が明けても待機のまま。 

第五週:お湯が配付(洗面器2杯)、そのお湯にて清拭(30分)2日実施。告知のないまま、舎房にてコロナウイルス3回目のワクチン接種が実施(8月26日) 

第六週:お湯が配付、お湯での清拭(30分)2日。
9月1日、2日と外部業者の仕出し弁当に。
その間は、お茶の配給が、お昼の1回のみとなり、熱中症対策の経口補水液(コップ一杯)も中止。 

第七週:お湯配付による清拭(30分)1日、5日と6日は外部仕出弁当に。
待機生活45日目(9月7日)にして、工場の稼働を徐々に再開させる旨放送があり、20分入浴1回実施の告知もされる。 

7日 内掃、営繕、外掃、10考査工場、15病棟C1/2 

8日 上記プラス18農作業、14 13 

9日 上記プラス5 7 9 12 

待機中の房内運動がさらに15時から30分追加される。1日2回に。 

第八週:12日 1 2 3 4 6 8 17農作業 C1/2拘禁病棟の出業 

    13日 上記+考査工場 

     14日 上記+SDC 

            15日 からは収容棟A棟の2階、3階、4階以外は全て出業となる。 

       週始めと週末に入浴(15分)実施。 

     9月17日から回覧新聞も再開。 

 第九週:一部の工場を除いて出房すると告知あり、ほとんどの工場が出房。
9月20日と通常通り出業、翌9月21日からは、ようやく運動場などでの運動が実施される。  

第十週:9月26日の出業工場が炊・洗・図計・農のみとなる。
(農→考?) 新聞回覧も告知すら無く中止。 

待機生活中も、炊場や洗濯工場は出業しており、食事と洗濯とを行っていてくれていました。
生活中、余暇時間とはいえ夕方の仮就寝までは横になることは出来ず、基本一日中ずっと座りっぱなしとなります。
約2か月あまりずっと座りです。 

まさか第10週目に突入するとは夢にも思わず、勝手に事態が悪化していると思っていますが、現状についての説明など、施設側からはもちろん一切ありませんでした。 


夏場に入り、電気代やら物価高を理由に食費を削るといった矢先にコロナ禍と重なり、全く説明の無いまま予算削減と人権侵害が当然の様に行われます。 


まぁ、囚人だから何しても許され、予算がなければ、御飯抜きやら行い、私達にあてられる分を奪ってもいいらしいです。
何があろうとも、せめてその都度ちゃんと説明をして欲しい。 


社会情勢、コロナ禍などで予算が抑圧されるのであれば、あとで穴埋めすれば、私達から取るのはわかるが、現状全く収束せず長期に渡ってしまっててドロ沼化している。
ならば、この状況を逆手に取り、予算を付けたり人手を増やしたりすべき。
それすらせずに対処的な手段で、乗り切るには私達の犠牲が付きまとう。 


外的要因があっても運用出来るだけの人手、予算がある筈の施設が、日常の生活の維持すら難しいのならば、収容者の他施設に分散や一時釈放など行うべき。
この事は問題提起しないと常態化してしまう恐れがあって、結果、更なる人権侵害へとつながる。
声を上げない事には守られるべきことすら守られない。 

法を司る機関としてあるべき姿になって欲しいものです。 

04.9.29

 

A13さんの投稿

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