PRISON WRITERS STORIES

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獄中小説・獄楽/休日24時 Vol.7
小説 A348 小説 A348

獄中小説・獄楽/休日24時 Vol.7

覚醒 布団の中で、眼を、閉じたまま、耳を、澄ました。 鳥の囀(さえず)りは・・・聴こえ、ない。 ほっと、胸を、撫で下ろす。 いや、待てよ。昨夜から降り頻(しき)る雨のせいで、もしかして、鳥は、ただ意・・

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刑務所からのポエトリー・5月
A361 A361

刑務所からのポエトリー・5月

舞い散る 桜の花びらと すれ違った  優しく ほほえみかけてくれた 気がした  立ち止まったのは ほんの一瞬  それだけで 勇気もらえた  かすむ 視線の先に見えたのは 月見草 このメモリーには  ど・・

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獄中小説・獄楽/そしてまた冬 Vol.6
小説 A348 小説 A348

獄中小説・獄楽/そしてまた冬 Vol.6

「おいマサ、報知器を押せ」、、、報知器とは、職員に用件があるときに居室内からその旨を知らせるボタンを押し、巡回職員に立ち寄ってもらうためのものだ。マサが立ち上がり、扉の横にあるボタンを押した。「もし・・

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獄中小説・獄楽/そしてまた冬 Vol.5
小説 A348 小説 A348

獄中小説・獄楽/そしてまた冬 Vol.5

1年が経つのは年々早く感じる。56歳の俺からすると56分の1、32歳のユウジからすると32分の1、ということで同じ1年でも俺の方が早く感じるのだとユウジは言う。確かに、15歳のときの1年とは比較になら・・

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