投資を考えてる人へ・塀の中からひと言(俳句+短歌)

 

新NISAが始まり、日経平均株価は史上初の4万円越えと投資熱が高まっていますが、皆さんの中でも始めようか悩んでいる人がいるのでは? 

そこでひとつ質問なのですが、投資とギャンブルの違いってなんでしょう?
不確実な未来にベットするという意味では同じですし、つきつめれば2つとも確率と統計です。では、何が違うのか? 

これは私の考えですが、失っても困らない余剰資金で行うのが投資。
失ったら困るどころか、借金までして行うのがギャンブル。
そして、どういう仕組みか何が組み込まれているかも分からない金融商品に他人の言う通りに大金を投じるのはギャンブルですらありません。
お金をどぶに捨てるようなものです。 

近頃のメディアは新NISAで盛り上がってますが、多くはメリットばかり。
リスクについては、「損失が発生するおそれが・・・」「投資は自己責任です」など小さなテロップが出るのみ。確かに自己責任ですけども・・・。 

どんなことでもそうですが、学ぶ努力をしない人は、取り残されるか食い物にされるかです。
塀の内外関らず、経済犯の人達は本当によく勉強してますよ。
中卒だろうと何だろうと一点集中でどんどん学んで、アンテナも高いです。
常に新しいことを探し、学び、それをどう活かすかを考え続けています。 

これは銀行や証券会社も同じです。あの手この手で客にリスクを押しつけて平然としています。 
一例として、 
「この株価上昇局面で、○%も下落すると思いますか?」 
客「そんなことは・・・」 
「そうですよね、では、こちらの商品が~」 

自然な流れに見えますが、客に「そんなことは」と判断させる(責任を押しつける)のが狙いです。
客にこちらの言い分が正しいと思わせられれば売り込みやすいし、客も断りにくいし、分からないと言いにくいですからね。
後は、客が分かってなくても損をしても知らん顔です。
こういった罠を会話に自然に仕込む人達にとって、学ぶ熱意もリスクを取る覚悟もなく、手軽にカンタンに儲けたい&ちょっと勉強して分かった気になっている人は絶好のカモです。カモにされない為に最低限守ってほしいことは….

  1.  他人の話を鵜呑みにしない 

  1.  余剰資金で行う 

  1.  損切りラインを決め、必ず守る 

  1.  仕組み・リスクが理解できない金融商品には手を出さない 

  1.  少しずつでも勉強する 

お金は便利な道具にすぎませんが、だからこそ活かすも殺すも自分次第です。
頑張って稼いだ大切なお金ですから、ないがしろにせずしっかり学んで、自分の考えで、自分の責任で正しく投資してください。 

では、偉そうなことを書いてしまいましたが、少しでもお役に立ちますよう願っています。 

<俳句> 

・寒いとは言えどひかりの二月かな 

・角(つの)ぐめるさくら吾子の手の無邪気 

・亀鳴くやサラリーマンのぼやき節 

・不器用を楽しむ四十路 すずめの子 

・手ばから白き鼻毛や春の昼 

 

<短歌> 

・しあわせの満ちてゆくごとコーヒーを 

 ただ待っていたあの春の朝 

・ためらわぬことが秘訣とマヨネーズ 

 絞りし母のポテトサラダよ 

・嘘はダメ、いじめはダメと言われても 

 子供は大人の背中を見てる 

・春の隅を呑み込む如くあくびする 

 獅子の野生を腐らすは罪 

・秒読みに追われて殴り合うごとく 

 駒音高き三月の棋士 


2024年3月10日




A360さんの投稿

 
 

※メールでいただきましたコメントは公開いたしません。

Previous
Previous

何故、人として生まれて来たのか❓

Next
Next

オレたち今日も塀の中Vol.5