長期受刑者にとって浦島太郎状態で外の事も全くわかりませんが、PJを通じて知る事が出来ます…
12月でも20°近くあり暖冬様々と思ってたら、17日頃から一気に寒く雪まで降る様になり辛い日が始まりました。
メリークリスマス! 本の差し入れありがとうございました。入会して6冊も届いたのは、初です。
リストが届くたび、毎回挑戦してましたが、人気なのか、忘れた頃に、次のリストだけが届くというループ(笑)
今年は年末年始と合わせ楽しみが増えました。
またプリズンライターズ、かえるのうたの差入れもありがとうございました。
作成、発送など、おそらく多くの人により行なわれていると思います。今年も大変お世話になりました。
全てのスタッフの方々に深い感謝を。来年もどうぞよろしくお願いします。
文章を書くのが苦手なのでプリズンライターズに投稿しようと毎回思うのですが、その度、断念のくり返しで今年も終わってしまいました。
しかし、今回は差入れを頂いたのに何もしなく年を越すのも後ろめたいので、不純な動機ですが活動に対しての感想も応募されているとの事なので拙いながらも挑戦します。
私にとってPJは、心の支えでありオアシスであり、道しるべです。
刑務所では、理不尽な事も多く、本気で更生させたいという職員の方が圧倒的に少ないと思います。
現に名古屋刑務所で起きた事も氷山の一角で、外では、完全にアウトな事が普通に行われています。
受刑者には、指導と称するストレスを発散する「はけ口」としていじめ、虐待とも言える行為、人権意識の希薄さなど第三者委員会にも問題点として指摘された事が長年行われているのが現実です。
そのあたりは、PWをはじめ現役受刑者の声、元受刑者、元刑務官の話しを暴露本的な物がネットにあると思うのでここでは割愛させて頂きます。
PJを通じて、様々な考えや意見で価値観や償いについて考えさせられる事もあります。
長期受刑者にとって浦島太郎状態で外の事も全くわかりませんが、PJを通じて知る事が出来ます。(勿論全ては難しくとも)
刑務所で償いや外についての情報なんて教えてくれません。
又、受刑者にとって大切な本を無償で送って頂ける事は、非常にうれしく、普通の人として接して頂ける事は、感謝しかありません。
加害者支援なんてけしからん。それも普通の感覚です。
私自身、サラリーマンとして働いた時、まさにそうでした。
しかし、誰もが加害者になるという可能性はゼロでは無いのが現実です。
なので自己責任論は、放漫であり、たまたま運が良かっただけかもしれません。
そして全てを失った人は、今の刑務所のシステムでは、更生は難しく、現に再犯率が高いです。
反省は1人で出来ても更生は1人では難しいと思います。
犯罪は決して許される事ではありません。しかし、だからと言って社会が対話や居場所を奪う事は、新たな犯罪へとつながりかねません。
その為、PJの活動は私をはじめたくさんの人に希望を与えてくれます。
創設した汪さんがどんな人であれ、実行出来る人なんて失礼な言い方ですが奇特な人です。
道を間違えた人だからこそ出来る事もあるし、より命の大切さを実感する事もあります。
又、たくさんのボランティアスタッフの皆様に支えてもらっている、応援してもらっている、だから生きてがんばろう、何かいずれ恩返しが出来る様にと思って生活を送っています。刑務所と社会をつなぐ架け橋となる様願ってます。
寒い日が続きますが、ご自愛下さい。良いお年を。2023.12.23