俳句8句+短歌2首

 

 こんにちは。今回は2度目の投稿をさせていただきます。 

 先日、出来あがったばかりのプリズンライターズ、レポートvol.1を送っていただき読みましたが、皆様それぞれの心の内面がよく表現されており、共感できるもの、参考になるもの、考えさせられるものなどさまざまで、とても刺激を受けました。 

 共通して持ち合わせている「後悔の念」は、決して消えることなく私達の胸に在り続けますが、それとどのように向き合うのか、そして前を向くのか、これからどうするのか、日々のなかで探し続けております。 

 拙い作品ではありますが、よろしくお願い致します。 

 

俳句 

・五月雨や略字の多き母の文 

・枝豆に饒舌なりや二三人 

・錠剤を手づからもらふ今朝の夏 

・点滴の遅々と減らざる日永かな 

・数多ある独居病室夏の空 

・夏草や四角く影を受け止めり 

・紫陽花や後部座席に人の気配 

・老医師のまろし眼鏡や白牡丹 

 

短歌 

・さらさらと刈られて落ちし吾の髪に白きもの見え年月を知る 

・母からの便りを開くる手を止めてしばし眺むる故郷の消印 

A294さんの過去の投稿 :
俳句33句+汪楠への手紙

 

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