何も無い生活だったはずなのに 冊子や本が届き、困った事あれば相談も…

 
 

私は2023年の夏からPJの会員にならせて戴きました。
まだ日が浅く、PJのことを語れる様な立場ではない新参者ではありますが、率直に感想を述べさせて戴きたく存じます。 

受刑者、特に長期受刑者の場合、何十年と刑に服する訳ですから、その間に色々と多くのことがあります。
それ故に家族であったとしても愛が希薄となり、又、友人との絆も同様です。
そして少しずつ疎遠になり、気付けば孤立無援で生活することとなる。
この中では別れの方がとても多く、長く続く出会いなどは皆無に等しい。 

そもそも社会の人と出会うことが普通はありません。
自らが能動的に生活しない限り。その様に考えると、私たちはPJに助けを求め、PJはその手をしっかりと取ってくれた。
新しい家族であり、新しい友であると思います。 

何も無い生活だったはずなのに、冊子や本が届き、困った事があれば相談も出来る上、心情を伝えられる文通も出来る。
絶版になった本も購入を代行してもらえて、調べものまでしてくれることは、本当に有り難い限りです。 

楽しみが出来れば、自然と気持ちが明るくもなり、次の出来事や依頼をする為に考える時間も楽しい。
特に私の場合はプリズンライターズへの投稿が1番楽しい。
その上、原稿料を戴けるのは非常に有り難く、正に旱天の慈雨です。
世の中、金が総てではありませんが、総てには金が必要であるのが現実。
本を買うにも、手紙を書くのにも金が必要です。
それを受刑者という身でありながらも、自らの言葉でお金を戴ける。
本当に有り難い話です。そして社会の方に私の言葉が届くことには感謝しかありません。 

今、汪さんは苦しい日々だと思われますが、この様なすばらしいPJという団体を設立して下さったことに深く感謝致します。
これは汪さんにとっても大きな誉れと存じます。
これからもPJにとって汪さんは欠くことの出来ない存在だと思いますから、1日でも早く帰って来て下さい。
御待ちしております。 

僭越ながら長々と拙文を書き連ねてしまい申し訳ありません。 
これからもPJ会員の末端として、共に歩みたいと思っております。 
PJの方、ボランティアの方には本当に感謝しています。
日々の御尽力、誠に有り難う御座います。 
どうかこれからも宜しく御願い申し上げま

 
 
 
 

A352さんのプリズンライターズへの投稿は下記よりご覧ください

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