汪楠の判決について
11月5日、汪楠に懲役13年の判決が言い渡されました。
池袋のマンションで発生した強盗致傷事件における指示役として、実行犯の最も重い刑と同等の刑が科されました。
汪楠は逮捕後2年間、一貫して事件への関与を否認しています。
逮捕当時、警察は複数のカメラが並ぶ前で、2階の窓ガラスを割って自宅に押し入り、連行しました。
汪楠は否認した為に、「人質司法」により、公判終了までの2年間に渡り独房に拘留され、家族を含め弁護人以外の者との一切の面会はもちろん、手紙のやり取りさえ認めない全面接見禁止がつき、精神的に追い詰める措置が取られました。
公判では4名の実行犯が証人として出廷しましたが、汪楠の関与を示唆したのはそのうち1名のみで、他の3名は関与を否定または認知していませんでした。判決文は、この1名の証言を主な根拠として構成され、他の証言や別の可能性については十分に検討されていません。
捜査当局は、汪楠の名前が浮上した時点で事件の全体像を「汪楠を中心とする計画的犯行」として断定し、他の角度からの捜査を行わなかったことが推測されます。
実際には、汪楠の知人の一部が実行犯に含まれていたことが確認されているものの、汪楠自身が計画・指示した証拠は提出されていません。
今後予定されています控訴審では、こうした証拠や供述の不一致、捜査の偏り、汪楠の共謀があったか、などを含めて、改めて慎重に審理されることが期待されています。
当時、汪楠には事件を計画する動機は確認されていません。事件発生時、彼は出所者支援を行う会社の設立に取り組んでおり、さらに「ほんにかえるプロジェクト」や「プリズンライターズ」といった更生支援活動にも力を注いでいました。こうした社会的活動に取り組む中で、今回のような事態となってしまったことは、我々としても非常に残念です。
現在も汪楠は拘置所に勾留されていますが、本人は「自分は無実であり、必ず真実は明らかになる」と述べています。我々も彼の思いに寄り添い、控訴審での適正な判断が下されることを願っています。
ほんにかえるプロジェクト ボランティアスタッフ
下記に、汪楠へのメッセージフォームを付けております。
汪楠にメッセージを送られたい方は(誹謗中傷は一切お断りします)、下記フォームからお送りください。
順次、まとめて本人にお伝えさせていただきます。
※ 質問等にはお応え出来ませんのでご了承ください。

